麻雀
咲、DVD第4巻発売。
by himmel on 10月.08, 2009, under アニメ・ゲーム, 咲, 麻雀
テレビ放映は終わってしまったが、DVDはまだまだ続く。ジャケットはキャプテンと池田。この巻には、咲が単なる萌え百合アニメではないことを証明する屈指の名勝負が収録されている。テレビ放映のときは一時停止とかできなかったのでじっくり見られなかったが、これはDVD。ふふふ。あんなシーンやこんなシーンで止められるのだ。
さて、そんな名勝負のひとつとして、キャプテンvs優希vs井上vsむっきー戦。2回目の南1局、タコス東場であがれず、トップの龍門淵との点差が開く一方、、、ここから、タコスは合宿での部長の指導を思い出し、集中力を取り戻す。そしてなんといっても盛り上がるのが、キャプテン開眼からの一連のシーンだ。
優希、七対子ドラドラから清一へ移行を決意。ここでドラ対子落としの1枚目を切るも、同順に井上、足止めリーチ。
ここでキャプテン、開眼!
「この子の理牌のクセと、視点移動から・・・端の1牌を除いてすべて萬子・・・リーチに対してドラが切れなくて困ってるのね・・・」この台詞。これは、開眼に伴う透視能力的なものの発動ではない。今日はこの辺を検証してみようと思う。
優希の手牌をみると、すべての牌の上下をしっかりそろえている。また、同種の牌は、数字の序列を向かって左に小さい数字、右に行くほど大きい数字に並べている。これが「この子の理牌のクセ」
で、優希は配牌をこんな感じで理牌している。
「端の1牌を除いてすべて萬子・・・」は、井上リーチの6順目までの優希の捨て牌が
だったから、キャプテンから見るとおおよそ、優希の捨て牌手出し位置は、こんな感じに見えていたはずである。
1順目:
2順目: ツモ
3順目: ツモ
4順目: ツモ
5順目: ツモ
6順目: ツモ
2順目から4順目、推測となるが、ここのどこかでをツモっていると思う。また、5順目までに、事実としてが入っており、これをツモった際、優希が上下をそろえるような仕草をしながら手牌に組み込んだのを見ており、かつ、5順目の手出し位置の左となりに組み込んだのであれば、より左は萬子である可能性が高い。これは、5・6順目捨て牌から、5順目の右端3牌がとなる。よって、手牌に索子・字牌の入る余地がないことから、すでに索子・字牌が手牌に無いことが推測できる。かつ、より左に来る可能性のある筒子はであるが、これらは上下をそろえる必要が無い牌(よく見ると上下が有るのだが。)である、ということから説明できる。
「リーチに対してドラが・・・」は、キャプテン6順目時点でのタコスの右端の牌が何か、ということになる。優希のリー牌のクセから考えると、伏せられた牌はのいずれかとなる。キャプテン側から見えている牌だと、はすでに4枚見えている(ドラ表示1枚、むっきー2枚捨て、キャプテン1枚持ち)、かつ、が3枚見えている。優希は捨て牌から、→という順序で切っている。通常は、または、の形からやを先に切る必要はない。という消去法でという説明ができる。
さらに続く。ここでキャプテンは井上の捨て牌について「は完全な安牌」といっている。なぜか?
麻雀の待ちは、「両面」「シャボ」「単騎(延べ単)」「嵌張」「辺張」とある。
両面。を含めた両面は、-、しかし、キャプテンの視界からはが4枚みえており、この待ちは不可。
シャボ。は、キャプテンの視界から3枚見えており、この待ちも不可。
単騎。あるとすればこれだが、優希が1枚持っていると仮定すると、4枚見えで不可。
嵌張。キャプテンの視界から、が4枚、が4枚みえており、やっぱり不可。
辺張。嵌張同様、辺は成立しないので、これまた不可。
以上のことから、は「完全な安牌」となる。
キャプテンの強さは、見えている情報の整理・分析と観察による状況判断に優れている点だと思う。なので、キャプテンは開眼しようがしまいが、常人レベルでかなり強いことがわかる。
このシーンに限らず咲の世界では、麻雀に関するなにげない台詞回し、捨て牌や手牌まで綿密に練られており、この部分も大きな魅力だと思う。
咲、菫さん
by himmel on 9月.30, 2009, under アニメ・ゲーム, 咲, 麻雀
照と同じ白糸台の部長っぽい菫さん。
この牌譜によると次鋒ということだ。清澄だとマコと争うわけか。クールなイメージどおり、打ち方もクールだ。東1局から完全一向聴を捨ててきっちり安牌を抱えて、高め三色狙い撃ち。咲の世界での次鋒の役割はわからないが、おそらく照が景気よく点差を広げていることを考えると、ここは照の勢いを殺さずに、引き継ぐ麻雀が求めらるのかも。
そうだとすると、薫さん、状況に応じて打ち方を変えられる、技巧派なのかもしれない。うん。牌に愛された子ではないが、かなりの力量とみた。
咲、神代さんの能力
by himmel on 9月.29, 2009, under アニメ・ゲーム, 咲, 麻雀
最終回。「ワカモレ!?」の言い方が笑える。
まぁそれはそれとして、改めて最終回を見直してみる。
巫女学園の神代さん。表情はものすごく穏やかな感じ。しかも巨乳。しかし、そんな穏やかな表情とは裏腹に、エンディングでは純正九連宝燈あがってます。死亡フラグ!?さて、その神代さんの牌譜が・・・
4巡目、このツモに神代さん切り。ドラを使い切るならから切っていきそう。喰い仕掛けて断ヤオドラ3、または、メンタンピンあたりを見るかなぁ。しかし、神代さんはここから七対子に持って行ってる。北家の仕掛け早く、リーチのとか、ちょっと切りにくいですよ・・・。まぁ高打点だし勝負しちゃうけど。うーん、神代さん、やっぱりなぞです。「牌に愛された子」の一人であるだけに、祈りをささげるとツモがわかるとか?
咲、いよいよ最終回
by himmel on 9月.28, 2009, under アニメ・ゲーム, 咲, 麻雀
咲、第25話。「全国」。
合宿所に集まっての4校合同合宿の話。しかし、露天風呂付きの合宿所って、ずいぶん豪華だよな。龍門淵グループの所有物なんだろか?
温泉、卓球、百合百合と、もはや麻雀関係ない世界で話しが進む。麻雀アニメの最終回で、ほとんど麻雀シーンが無いというのも、なかなか斬新な切り口だよなぁ。深堀さんがちょっと痩せてたり、みはるんが黒くなったり、モモが執拗なアプローチをかけたりと、なんかキャラが極端にブレ始めているような。
そんななか、順当に愛を育んできた咲×和なわけですが、ついに「のどかちゃん」「さきさん」の仲に・・・。なんかみてるこっちがこっぱずかしいっての!もう、よのなか男いらんね。iPS細胞でもなんでも使っちゃって~。
さて、全国の魑魅魍魎、なんといっても気になるのは咲のおねーちゃん、照だなぁ。どんな打ち筋なんだろ?とりあえず、アニメに牌譜が出てきたわけだが・・・
ドラ、三色、ばっさり捨てて、何の迷いもなく混一一直線。こ、これはマコの上位互換か!?リーチ一発ツモメンホン發ドラ1、親の倍満8000オール。うは、これは勝負あった!って感じの一手だなぁ。これだけとまだ能力的なところは見えないけど、、、なんとエンディングでこんなショットが!
いやいやいや。これ、麻雀アニメっすよ?これ、タコスの後ろに現れたっぽいけど、、、背後から相手の手牌覗く必殺技か!?ある意味すごい効果的だな。・・・派手な演出の割に地味な能力だが・・・。
てか、エンディングでこれだけ全国のイメージショット見せられたら、やっぱり気になりますよ。この先どうなんだろ?原作のほうはいまだに団体戦決勝の余韻だしなぁ。
で、最後の最後にこれ・・・。2期目決定なのかな?それともOVA?てか、マコの目が(ε ε) あー期待してますよ。GONZO、会社的は大ピンチみたいだけど・・・。
・・・ついに終わってしまったか。なんか、これから月曜朝がつまらなくなるなぁ。
麻雀は、やっぱり牌が一番だ。
by himmel on 9月.22, 2009, under 麻雀
今日は、麻雀合宿ということで、仲間内での麻雀。久々の手積みだったので、最初、山が積めないとか、配牌までの流れ忘れてるとか、現代っ子特有の病に冒されていた。半荘一回で約2時間と、ことのほか時間がかかる。結局半荘2回しかできなかった・・・。残念。
さて、モダン麻雀においては、コンピュータの劇的な進化を背景に、莫大な牌譜から統計を行い、この結果を元に打ち筋を決める、いわゆるデジタル打ちがメジャーとなっているそうな。何冊かこの手の本を読んでみたが、確かに説得力があるのだ。
たとえば、の形。これ、学生のころだとをかなり早い順目から切っていた。「好牌先打」である。なぜか。いや、そういうふうにするのがいいと、何人かの麻雀打ちに教わったからだ。この形から切りは、捨て牌に早い段階でが現れることから、他家からみると迷彩、自分にとっては危険牌を抱えるリスク回避が可能、ということだった。
しかし、最近では和了を目指すのであれば、当然ながら受け入れの広い形をあえて先に切る必要性はなく、特に早い順目であれば面子受け入れの狭い字牌整理などから進めるほうが圧倒的に有利な展開となるとのことだ。
デジタル打ちの書籍では、ここいら辺の解説が、膨大な牌譜の統計情報から理論的に解説されている。それにしても、なかなか昔のクセを直すのは大変みたいで、すなおに受け入れられない自分がまだいるのだが、この本の隙のなさには、いやがおうにも、うなずくしかないような。
最近は、実戦でも「形」をみて矯正しているのだが、確かに、負けにくくなったような気がする。
あー書いてたらまた麻雀打ちたくなってきた。天鳳いってくるか。